国内女子ツアー

プロテスト最注目の森美穂は涙の予選敗退

2011/07/27 18:20
ラウンド後の会見で途中まで涙をこらえていたが・・・

次世代の女子ゴルフ界を支える選手が現れるか、注目が集まる国内女子ツアー2011年度のプロテストは、113名が出場していたが、2日目までの合計156ストローク通算12オーバーまでの91名が最終日へ進出。通算13オーバー以上の22名は2日間で姿をけすことになった。

今回メディアからもっとも注目を浴びていた森美穂が、初日の出遅れを取り戻すことができず最終日に進むことができなかった。初日に11オーバー「83」を叩き、105位タイと大きく出遅れた森は、アンダーパーを目指して2日目を迎えた。

しかし、2日目もボギーが3つ先行する苦しい展開となり、2バーディ、5ボギーと6番パー3でのダブルボギーを叩き5オーバーの「77」でホールアウト。最終日進出への12オーバーまでは4ストローク足りずに2日間の戦いを終えた。

「昨日よりはだいぶマシでした。今日は、ショットはそれなりに我慢できるくらいでしたけど、うまくいかなかったです。ショットが良くないので、リズムを作ることができませんでした。調子を上げてプロテストに来れなかった・・・・」と、ラウンド後に振り返る森は、我慢しきれず涙をあふれさせた。

今後、プロゴルファーとしての活動を目指す森は、国内女子ツアーのクオリファイトーナメント(QT)を経てツアープロへの道を目指す。レギュラーツアーの出場資格を掴むには、8月にファーストQTに出場し、11月初旬にセカンドQT、さらに11月中旬にサードQT。そして11月末から始まるファイナルQTに進出しなければならない。

スタート前に父親とスイングのチェックを繰り返した森美穂
朝から緊張した表情の森美穂
応援に訪れた仲間に向かって笑顔を見せる瞬間もあったが・・・
2日間ショットが安定せず無念の結果に
悔しさを我慢しきれず涙を流す森。しかし気持ちはQTに切り替え前に進む