2011年 スタンレーレディスゴルフトーナメント

比嘉、「日本女子アマ」王者の面目躍如

2011/07/17 18:38
ベストアマ獲得した比嘉真美子。早くも高いプロ意識を持つ、将来が楽しみな存在だ

「スタンレーレディス」最終日、アマチュアの比嘉真美子が通算7アンダーの14位タイで終える健闘を見せた。同じく決勝ラウンドに残った城間絵梨(44位タイ)、鬼頭桜(62位)を抑えてベストアマチュアを獲得し、今年の「日本女子アマチュアゴルフ選手権」タイトルホルダーの面目躍如。だが、初日から同様に、比嘉の口から喜びの言葉は少なかった。

「3日間の内容を振り返ると、スキがメチャクチャありました。フェアウェイからミスでボギーにしたり、グリーン周りのアプローチをミスしたり。冴えないゴルフで終わってしまいました」と、なかなか景気の良い言葉が出てこない。「プロのトーナメントに出るにあたって、ベストアマを獲るために出ていたんじゃないですし・・・。優勝を狙うつもりで出場していました」。

今年の「日本アマ」を制したことで、来年のプロテストには最終試験から受講。「順調に行けば、来年はレギュラーツアーで戦っていると思う」と、すでに高いプロ意識を持っている。今週は2日目に藤本麻子、最終日に酒井美紀と、歴代の女子アマ王者とラウンドしたことも大きな刺激になった様子。「アマの時に一緒に戦っていた先輩と、プロの試合で上位で回れたことでモチベーションも上がりました。話を聞いて、プロになって活躍したい気持ちが高まりました」。アマチュアの頃からここまで抱く志の高さに、将来への楽しみは増すばかりだ。【静岡県裾野市/塚田達也】

2011年 スタンレーレディスゴルフトーナメント