藤田幸希「嬉しい!でも足痛い!!」
2010/09/12 17:49
国内女子ツアーのメジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権競技コニカミノルタ杯」の最終日を通算10アンダーの単独首位でスタートした藤田幸希が、最終日もスコアを3つ伸ばして通算13アンダー。2位に4打差をつけてメジャー初制覇を果たした。
3日目のラウンドは緊張していて前半は体が回らなかったと話していた藤田だが、この日はスタートの1番からピン横1mにつける会心のショットでバーディを奪った。その後ピンチらしいピンチは7番でティショットをラフに入れたことと、8番パー5で3打目がグリーンをオーバーしてラフに捕まった2度だけ。
8番のグリーン奥からのアプローチは、得意のロブショットでピン1mに寄せて難なくパーセーブ。そして後半スタートの10番パー5、そして優勝を決める最終18番パー5と、勝負どころできっちりとバーディを奪い、ノーボギーのラウンドで栄冠を掴んだ。
「昨日とは違って普通のゴルフができました。ほどよい緊張感というのでしょうか。朝起きたときは緊張しているのが分かって、やばかったですね。でも練習を始めたら、今日どんなゴルフができるのか楽しみになったんです。この位置(最終日最終組)で回れることが幸せに感じていました」と話す。
喜びの記者会見が終了したとき、椅子から立ち上がった藤田から最後に一言「痛ーい、本当に痛いんです。見てくださいよ、豆がつぶれてしまいまして」と、自らシューズを脱いでソックスもはがして傷をみせてくれた。
藤田によると、3日目のラウンド中から左小指に豆ができ、それが潰れてしまったそうだ。2日目から3日間会見場に呼ばれた藤田は、都度話題を振りまいてきたが、どうやらこの豆の件も最後に必ず言おうと取っておいたようだ。