棄権した三塚優子が謝罪の為、コース再訪
「ワールドレディスサロンパスカップ」初日、競技委員の下したスロープレーに対する罰則を不服として、9ホール終了後に「私的理由の為」競技を棄権した三塚優子。その事件は波紋を呼び、翌日のスポーツ紙でも大々的に「ブチ切れ棄権」等と報道された。
自宅に帰り、冷静に自分のやったことに思いを巡らしたと言う三塚。大会2日目、三塚がもともとペアリングされていた組がホールアウトする16時30分頃に合わせて、マネージャーと共に会場である茨城GCを訪れ、大会本部、協会、同伴競技者に謝罪。その後、記者達の前に現れて、改めて反省の言葉を述べた。
「まず始めに、スポンサー様、応援してくれているファンの方、LPGAや関係者の方々に、私事で多大なご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げたいです」。神妙な顔付きながら、しっかりした言葉で自分の考えを話す三塚。「あの時は感情的になっていたのもあったけど、その後、一番はファンの方の期待や信頼を裏切ってしまったこと、スポンサー様に迷惑をかけたこと、LPGAにも言葉では表しきれないくらい申し訳ないことをしたと思いました」と、謝罪に至った経緯を述べた。
「スロープレーが悪いことだとは自覚しているし、一緒について回ってくれているファン、同伴(競技者)の方、後続にも迷惑が掛かる。ただ、自分のプレーに集中し過ぎて時間の経過が分からなくなったのは事実です」。三塚はしっかりと事実関係を認めた。
その上で、来週のトーナメントへの出場にも意欲を見せる。「私のゴルフを見たいと思ってくれているファンの方もあるし、そこに応えたい気持ちが強いです」。
今回の件を受けて、樋口久子LPGA会長は来週火曜日に臨時のTPD委員会を開く予定で、その場で処分を決めたいという。同様に三塚が次週出場できるかも、その時に決断が下されるはずだ。