ボベと真夕、デッドヒートで首位を分け合う!
「フジサンケイレディスクラシック」2日目の最終組、単独首位の宋ボベを1打差で服部真夕が追いかける。さらに1打差で先週優勝した朴仁妃がつけていたが、その朴は1番でダブルボギー。早々に上位争いから脱落すると、その後は服部と宋のマッチプレーの様相となった。
5番までに3バーディを奪った服部に対し、宋も6番までに3バーディ。2人とも、前半を「33」で折り返す。宋が13番でボギーを叩き、通算7アンダーで並んで迎えた17番。3mのバーディパットを宋が沈めれば、服部も負けじと2.2mを入れ返す。両者譲らずに通算8アンダーでホールアウトし、3位以下に3打差をつけて決着は明日の最終日へと持ち越しとなった。
「今日は本当に楽しい1日でした」と、笑顔の宋。「服部さんはショットもパットも上手くてミスが無いし、私も自分のプレーをちゃんと出来ました」。昨年、メジャーを含む2勝をあげた宋は自信たっぷり。「ここまで来たら優勝したいし、明日も自分のプレーが出来たら優勝は出来ると思います」と、コメントにも貫禄を漂わせた。
一方の服部は、前日の成績を岡本綾子師匠に報告すると、「びっくりされました」と苦笑い。「『帰り、気をつけて帰った方がいいよ』って言われました」と打ち明ける。それでも、しっかりとバーディチャンスをものにして連日の「68」。最終18番も5mのパーパットを沈めて、「今はほっとしています」と表情を和らげた。
「最終日をトーナメントリーダーで迎えるのは初めてなので、どれだけプレッシャーが掛かるか分からないけど、その中でも今日みたいにバーディを獲れるところで獲っていくゴルフがしたいです」と自身2勝目に挑む服部は言う。「強気で行きたいですね」。初めて味わう緊張感、そして最終組のプレッシャーと戦いながら、最終日を迎えることとなった。