遼の妹・石川葉子は最下位でデビュー戦を終える
今大会で注目を集めている石川遼の妹・石川葉子は、初日を終えて9オーバーの100位タイ。2日目は10番ティからのスタートにもかかわらず、ティグラウンドには大勢のギャラリーが待ち受けていた。そのティショットは左に曲がり、ボールはつま先下がりの傾斜へ。2打目はグリーン左のガードバンカーに捕まると、3打目はグリーンをオーバーするなどボギー発進。続く2番もボギー、13番ではティショットでOBを叩いてダボとし、前半だけで8オーバーと苦しい展開が続く。
最終的にこの日「87」として通算24オーバー、最下位(棄権した選手を除く)となる105位でツアーデビュー戦を終了。「回っていると時間が短く感じるけど、2日間は長く感じました。終わってしまった、という感じですね」と、この2日間を振り返る。「悔いは・・・残っています」と、特に2日目のスコアに不満をのぞかせた。
「パーオンしなかったホールがたくさんあって、そこでパーセーブできないのがほとんど。プロの皆さんと自分との大きな差だと、この2日間で感じました。(グリーンに)載せられなかった時の寄せ方を、これからたくさん練習して行きたいと思います」。ツアーの舞台だからこそ痛感した課題。「もっと練習して上手くなりたい。ゴルフへの想いが強くなったと思います」と、これまで以上にゴルフへの情熱に火がついたようだ。
今回の出場に関して、相当に迷いがあったと話していた石川。だが、「結果は悪かったけど、この2日間で得たものはとても多いと思うし、出て良かったな、と思いました。またこういう話が来た時には出たいと思うし、その為に今から練習をたくさん重ねたいです」と、次の出場に向けても意欲的だ。「お兄ちゃんにランニングアプローチのやり方、アプローチの打ち方を教えてもらいたい」。再びツアーの舞台に登場するのは、そう遠くないかもしれない。