「結構、打ってしまった…」 2年連続女王の山下美夢有が悔やむもの
国内女子ツアーで2年連続の年間女王に輝いた山下美夢有が、BSテレ東で28日の午後8時54分から放送される「お宝争奪!頂きゴルフ」の収録に参加した。
菅沼菜々、櫻井心那を加えた3人が、プロ野球で38年ぶりの日本一を成し遂げた阪神タイガースOBの藤川球児さん、鳥谷敬さん、糸井嘉男さんとタッグを組んで対決。最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を連覇して年間タイトルを勝ち取ってから数日はクラブを握らなかったという山下は、リラックスムードで年末特番ならではのスペシャルマッチを楽しんだ。
ツアー初となる平均ストローク2シーズン連続60台を達成。進化を見せつけたようでいて、本人は「海外メジャーで結果を出せずに悔しい思いをした。帰ってきてから体調を崩してしまって、そこからスイングのリズムだったり、コンディションも良くなかった。なかなかいい状態で戦えていなかったのかな」と振り返る。海外の食事になじめず、体重を落とした影響にも苦しみながらつかんだ栄冠だった。
海外メジャーへのリベンジ、し烈な日本代表争いが見込まれる8月「パリ五輪」のビッグイベントを念頭に置きながら、地に足がついている。「去年に比べて、結構打ってしまったなって…」と唇をかむのはグリーン上について。昨季「2.2119」でツアー5位だった3パット率が、今季は「2.286」で同8位。わずかに数字が悪くなったことを見逃さない。
緩みのない姿勢は高みを目指すからこそ。「国内でしっかり結果を出して、ことし悔しい思いをした(海外)メジャーで、来年は上位で戦えるように。やっぱりすごい選手の集まりというか、(米ツアーで)結果を出している選手が上に来るなと実感しましたし、メジャーで勝つというのはホントにすごいこと。(最終的には)そこをしっかり目指して、私も頑張りたい」。日本の頂から、2024年こそワールドワイドな活躍を狙っていく。