2023年メジャー大会の会場はどこ?(国内女子編)
2023年も国内女子ツアーは4大会の公式戦(メジャー)を開催。会場が毎年変更される秋の「日本女子プロ選手権 コニカミノルタ杯」と「日本女子オープン」は、どちらもシーサイドコースで行われる。
茨城GC西コース(茨城)
ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ(5月4日~)
2009年大会からシーズンの国内女子メジャー初戦の会場として定着している。2022年は4年ぶりに東コースから西コースに移り、優勝した山下美夢有がメルセデスランキング女王への足掛かりにした。フラットなつくりで池が絡むホールが多い。上田治設計で1962年にオープンした林間コース。
パサージュ琴海アイランドGC(長崎)
日本女子プロ選手権 コニカミノルタ杯(9月7日~)
大村湾を望むシーサイドコース。設計者は玄海の荒法師と呼ばれ、1971年の「日本オープン」を制した藤井義将。2015年の本大会以来、8年ぶりにツアートーナメントを迎える。海越えの打ち下ろしのパー3などが名物。琴海(きんかい)町は2006年に長崎市に編入されたが、琴海大平町、琴海戸根原町などの自治体名が残る。
芦原GC海コース(福井)
日本女子オープン(9月28日~)
1983年の本大会でト阿玉(台湾)が優勝した会場で40年ぶりの開催。36ホールを持つクラブには湖コースもある。越前海岸国定公園内にある海コースは、丸毛信勝の設計で1961年に18ホールが完成した。松林に囲まれ、風の読みが攻略への大きなポイントに。あわら市の発足は2004年。坂井郡芦原町、金津町が合併した。
宮崎CC(宮崎)
JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ(11月23日~)
宮崎空港にほど近く、ツアー大会では数少ない高麗グリーンが特徴として知られる。設計者の三好徳行は1953年から「日本アマチュア選手権」を3連覇したトップアマだった。グリーン左に深いバンカーが口を開けた14番が名物。2022年は山下美夢有が通算15アンダーで並んだ勝みなみとのプレーオフを制した。