国内女子ツアー

日本女子プロゴルフ協会が創立40周年を祝う

2007/02/09 18:00
壇上に立つ樋口久子LPGA会長。まぎれもなく日本の女子プロゴルフを引っ張ってきた一人だ。

9日、都内ホテルにて日本女子プロゴルフ協会の創立40周年を祝うパーティが催された。近年の女子プロゴルフツアーの盛り上がりを象徴するように、800人を超える招待客と200人近い女子プロゴルファーが訪れ、会場は熱気に包まれた。

冒頭で挨拶に立った樋口久子・日本女子プロゴルフ協会会長は、第1期生としてトーナメント開催の為に選手自らスポンサー探しに奔走したことなど当時の苦労話を語ったが、「ここまでツアーが大きくなったのは、支えてくれた皆様のおかげです」と深々と頭を下げた。

笑顔で写真に収まる森元総理と賞金女王・大山志保

「女性らしく華のあるトーナメントにしていきたい」という樋口会長の言葉そのままに、パーティは華やかな雰囲気で進行する。会場には、大山志保福嶋晃子諸見里しのぶ上田桃子らの女子プロ達をはじめ、財団法人日本プロロスポーツ協会会長・財団法人日本体育協会会長を兼務する森喜朗元総理や小渕優子衆議院議員などの政治家、そしてスポンサー企業幹部、メーカー関係者などが顔を揃えた。途中、選手による歌の披露やプレゼント抽選など、協会が手作りで来場者をもてなした。

振り返れば40年前。プロテストに合格した26名と、すでにプロ活動を行っていた15名の計41名にプロライセンスが発行され、日本の女子プロゴルフの歴史が幕を開けた。現在の会員数は740名。大会規模では、男子ツアーをも上回る勢いだ。それもこれも支えてくれた皆様のお陰ですというこの腰の低さが、今の女子プロゴルフ人気の秘密なのかも知れない。