若林舞衣子が「64」で首位発進 1打差に浜崎未来/女子ファイナルQT
◇国内女子◇QTファイナルステージ 初日(29日)◇JFE瀬戸内海GC(岡山)◇6442yd(パー72)
来季のツアー出場権をかけた予選会(QT)のファイナルステージが開幕。ノーボギーの8バーディ「64」をマークした若林舞衣子が8アンダーの首位発進を決めた。
前半の11番で5mのバーディパットを沈めると、14番から3連続バーディを奪って流れに乗った。パー5の18番でも確実にスコアを伸ばすと、続く1番も3mを決めてバーディ。5番で3m、6番では4mのバーディパットを沈めた。「とても良いゴルフができた。ショットも良かったけど、パッティングが決まってくれたのでノッていけた」とうなずいた。
今季は9月「日本女子プロ選手権」から6試合連続で予選落ちを経験するなど、メルセデスランキング88位に低迷してシードを逃したが、師匠の女子プロ岡本綾子から「悔いが残らないように」と発破をかけられて予選会に臨んでいる。
「QTに出ることになった時点で挑戦者の気持ちで臨もうと思っていた。一打、一打集中して悔いなく頑張りたい」と力を込めた。
1打差の2位には昨年6月のプロテスト合格組の浜崎未来。6アンダー3位でエイミー・コガと今月のプロテストに合格した20歳の鶴瀬華月(かげつ)が続いた。5アンダー5位が仲宗根澄香。
レギュラーツアー2勝の西山ゆかりは、同1勝の藤本麻子、脇元華らと並んで3アンダー13位。吉田弓美子は臼井麗香、葭葉ルミらとともに2アンダー25位で滑り出した。
今季、7年半ぶりに下部ツアー2勝目を挙げた新垣比菜は「72」で回り、原江里菜、比嘉真美子らと並んでイーブンパー63位。藤田光里は3オーバー91位で初日を終えた。
96人が参加するファイナルQTは72ホールのストロークプレーによって順位を決定。来年6月頃に行われる第1回リランキング(メルセデスランキングに応じて出場優先順位を組み替える制度)までの試合に優先的に出場するには、例年では30位以内が目安となる。
<上位成績>
1/-8/若林舞衣子
2/-7/浜崎未来
3T/-6/鶴瀬華月、エイミー・コガ
5/-5/仲宗根澄香
6T/-4/安田彩乃、大城さつき、沖せいら、池ヶ谷瑠菜、木下彩 ほか