国内女子ツアー

佐伯三貴の活躍の源は、松山千春さんの名曲

2007/06/23 18:00
松山千春さんを愛聴する佐伯三貴。なかなかシブイ22歳だ

前週の「ニチレイPGMレディス」終了時点で賞金ランキング6位に入り、ランク1位の全美貞が出場を辞退したために「全英女子オープン」出場権を獲得した佐伯三貴。次点から繰り上がり出場とはいえ、ここ4試合連続でベスト10フィニッシュ、今週開催の「プロミスレディス」の初日でも単独2位とするなど、いよいよトッププレーヤーとしての貫禄さえ漂ってきた。

その佐伯も、衝撃の優勝を飾った「フジサンケイレディス」後、「“燃え尽き症候群”っていうんですか、目標を失ってしまった部分がありました」という時期があったことを明かした。その後、コーチや周囲の関係者から励まされ、“2勝目を狙いたい”という気持ちが湧いてきたという。

また、この日の好発進については、前日(21日・木)に神戸で催された歌手・松山千春さんのコンサートに足を運んだことも大きいという。松山さんの曲が大好きだと話す佐伯は、「松山さんはいつも笑顔で、コンサートでいつも観客の皆さんに元気を与えているんです。私もリラックスできたし、小さいことをウジウジ気にしていないで頑張るぞ、という気持ちになれました」と興奮気味。コンサートには何度も行っているようで、今年はこれで2回目だそうだ。好きな曲は、『恋』と『長い夜』。女子プロゴルファーとして活躍し、一見華々しい人生を送っているように見える佐伯も、まだ22歳の若人。いろいろな人に支えられ、名曲に元気をもらい、今の佐伯がいる。