144ホールでボギーはたった2つ 勝みなみ「本当に安定してきている」

◇国内女子◇CAT Ladies 初日（19日）◇大箱根CC（神奈川県）◇6638yd（パー72）

抜群の安定感だ。勝みなみが1イーグル3バーディ、ノーボギー「67」で回り、5アンダーの4位で初日を終えた。

朝イチからエンジン全開だった。1番ホール、打ち上げのパー5。「届く距離だった」という2打目で、安全に手前からの攻めを意識して振り抜いた5Wでピン手前に2オン。15mのパットを沈めて“おはようイーグル”を決めた。「最近はあまりイーグルが獲れてなかったので、入ったらいいなっていうつもりで打ったパットが入ってくれたので幸先いいなと思った」

最高のスタートを決め、4、5番でも連続バーディを奪い前半を「32」で折り返したが、折り返し後はパー5の15番で1つ伸ばすにとどまった。「後半はチャンスホールで1個しか入らなかったので、悔しい一日だった。かみ合っていればもっといいスコアだったのかな」と振り返った。

ツアー史上初の72ホールノーボギーでの優勝を達成した7月「楽天スーパーレディース」の初日以降、国内ツアーでプレーした144ホールでたたいたボギーはたったの2つだけ。「本当に安定してきている。危なげなくプレーできているので、次につながる感じがした」と、この日のプレーにも大きな手応えをつかんだ。

2019年大会では7位に入るなど、好相性のコースでもある。「バーディ合戦になると思う。グリーンは傾斜が結構あるので、その辺りもうまく読みながらスコアを伸ばしていけたら」。初日で全体6位の「253.5yd」を記録したドライバーも武器に、今季2勝目を目指す。（神奈川県箱根町／内山孝志朗）