稲見萌寧は大会連覇へ「アンダーなら上出来」

◇国内女子◇明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ 事前（10日）◇土佐CC（高知）◇6228yd（パー72）

多くの選手からグリーンの硬さに悲鳴が上がる中、昨年大会覇者の稲見萌寧は「本当にタフなコース。ピンポジションによって『どこがOK』っていうのが変わってくると思うので、安全ラインにしっかりと置けるように頑張りたい」と意気込んだ。

前年大会最終日は「76」とスコアを落としたが、通算6アンダーで並んだ永井花奈とのプレーオフを制した。

今年も耐えるゴルフが予想されるが、「67ぐらいは出る人もいるかもしれないですが、続けるのは厳しい。アンダーが出ていたら、私は上出来かなという雰囲気でやろうかな」。ツアー11勝目には定評のあるショットの精度がカギとなりそうだ。

昨年から抱える腰痛の状態は「まだなんとか耐えているって感じ。上半身がうまくいかなかったりはちょこちょこありますね」と厳しい表情。前週の2022年開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」は10位で終えたが、万全の状態からはほど遠いようだ。

「このコースは苦手ですが、ディフェンディングとして予選を通って大会を盛り上げるのに貢献できたらいい」。2季連続の賞金女王へ高知から勢いづく。（高知県香南市／玉木充）