「これが今の実力」 ポイントランク50位の河本結が予選落ち
◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 2日目(19日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6545yd(パー71)
今季からシード付与の対象となったメルセデスポイントランキングでボーダーラインの50位につける河本結が通算イーブンパー59位でカットラインに1打届かず予選落ちを喫した。
2つ伸ばして迎えた終盤は、あと1打伸ばせば予選通過圏内に飛び込めるというギリギリの勝負。前日右の池に入れていた17番のティショットは左のラフ。パー5でチャンスを生かせずに入った最終18番、左ピンを狙ったショットはフェードがかかりきらなかった。「今の自分を出し切ったショットだったので、これがこの1年間で作り上げてきた今の実力」と受け止めた。
コロナ禍に見舞われ、年をまたいだロングシーズンは米女子ツアーへの挑戦と撤退を経験する激動の期間だった。「長期的に見て、私は40歳ぐらいまでの目標を立てている。米国に行くということは、自分の中で(時期を)早めた決断でした。後悔はしていませんが、苦しい思いばかりだった。この経験がいつか年をとった時に『ああいう経験をして良かった。人生が楽しかった』と振り返られるようにしたい」と前を向いた。
賞金ランキング50位の浅井咲希も通算4オーバー78位で予選落ち。1Wで苦しんだ時期もあるシーズンだったが、最後に光も見えてきたという。「精いっぱいやったので、なにも悔いはないです。QT(予選会)ならQTで、QTに向けて最後の試合で良いショットが出てきたことはすごく良いこと」と気落ちすることなく言った。
浅井は賞金ランク51位のささきしょうこが予選通過したためシード喪失が濃厚。河本も浅井もランク55位までに入れば、来季前半戦の出場権は確保できる。今後はシード圏外から予選通過を果たした選手たちの週末の成績に委ねられる。
◆シード当落線上の賞金ランキングと2日目終了時点の成績
カッコ内はメルセデスポイントランキング、※は今季シード選手
45位 大山志保(53位) 14位タイ※
46位 イ・ナリ(51位) 予選落ち
47位 李知姫(46位) 予選落ち※
48位 菅沼菜々(52位) 17位タイ
49位 有村智恵(48位) 予選落ち※
50位 浅井咲希(55位) 予選落ち※
51位 ささきしょうこ(59位) 50位タイ
52位 林菜乃子(49位) 予選落ち
53位 宮里美香(47位) 予選落ち※
54位 柏原明日架(61位) 首位タイ※
55位 山路晶(45位) 予選落ち
56位 宮田成華(67位) 予選落ち
57位 蛭田みな美(57位) 38位タイ
58位 鶴岡果恋(54位) 予選落ち
59位 河本結(50位) 予選落ち※
60位 高木優奈(56位) 50位タイ
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64位 新垣比菜(58位) 8位タイ※
65位 葭葉ルミ(65位) 予選落ち※
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68位 安田祐香(66位) 予選落ち
69位 永井花奈(71位) 予選落ち※
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72位 金田久美子(64位) 50位タイ
73位 田中瑞希(89位) 予選落ち
74位 脇元華(80位) 予選落ち※
75位 福田真未(72位) 14位タイ※