2021年 資生堂レディス

今週は“実家通勤” 原英莉花が2021年の折り返しで掲げるテーマは

2021/07/01 06:12
原英莉花は一喜一憂せずに戦い切ることを胸に

◇国内女子◇資生堂レディスオープン 事前(30日)◇戸塚CC(神奈川県)◇6570yd(パー72)

横浜市出身とあって、2019年の第1回大会では原英莉花のもとにはいつも以上のファンが応援に駆けつけた。それが今大会は無観客。「応援してくださっている方々を思いながら、くじけずに頑張りたい」と静寂の試合会場で思いを明かした。

今週はホテルではなく「自宅」から通う。「(日課として)帰ってからよく歩くんですけど、今週は歩く道が地元。少しリラックスできるかなというのはあります」。3月の初戦から1週たりとも“お休み”がない女子ツアー。馴染みある風景に癒されることもある。

気がかりは腰の状態

前週大会では2日目まで6位タイと上位争いを演じていたが、3日目に「76」と大たたきした。4月の海外メジャー「ANAインスピレーション」以降に再発したぎっくり腰の影響も長引いており、「体をボロボロにして頑張っているのに結果に繋がらない」と嘆き節が口をついて出ることもあった。

「日によってという感じ」と油断できない腰の状態。入念なセルフケアをしつつ、調子を見守る状態は変わらないが、「地元大会なので、連絡すれば治療を受けさせてもらえるので、心強い」。不測の事態にも地の利がある。

2021年も残すところ6カ月。昨年はメジャー2勝を挙げたが、今年に入ってからまだ優勝がない。「まずは1勝したいと思っている。結果だけで言えば優勝だけど、自分をよく知るシーズンにしたいと思っている。いろんな意味で」。ネガティブな感情にとらわれて大きく崩れた前週の反省もある。「一喜一憂せず、過信せず、落ち込まず。常に一定のリズムでゴルフすることを意識してやっていきたい」と語った。(横浜市旭区/石井操)

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