東京五輪代表争い 稲見萌寧「自分を追い込む必要ない」
2021/06/17 17:23
◇国内女子◇ニチレイレディス 事前(17日)◇袖ヶ浦CC新袖C(千葉)◇6550yd(パー72)
世界ランキングに基づく東京五輪代表の決定(※)まで2戦。日本勢は米ツアーを主戦場とするランク10位の畑岡奈紗に次いで、国内ツアーに専念する稲見萌寧が24位、古江彩佳が28位につける。
稲見は「出たい気持ちはあるが、五輪のために頑張るわけではない。そっちで自分を追い込む必要ない」と冷静に話した。
前週「宮里藍サントリーレディス」は最終日を4打差首位で出たが、「72」と伸ばせず。「ショットの調子がめちゃめちゃ悪かった。ピンチしかなかった」と悔しさの残る1打差2位に終わった。気持ちを切り替えて「日の丸」へ前進する2021年6勝目を目指す。
前週7位の古江は「しっかりと上位で争いたい。自分のショットに集中できたらいい」と信条とする攻めのゴルフを貫くつもり。
この日は18ホールを確認し、「フェアウェイが狭くてグリーンが小さい印象。短いパー5でしっかりとバーディを取りたい」とツアー5勝目に臨む。
稲見が今大会で優勝を果たし、古江が3位以下の場合、古江の代表入りの可能性は消滅する。
世界ランク日本勢4番手(31位)には渋野日向子がつけている。渋野は次週にポイント配分の大きい海外メジャー「全米女子プロ」出場を控えており、代表争いは最後まで混沌としそうだ。(千葉市若葉区/玉木充)
※女子ゴルフ競技は埼玉・霞ヶ関CCで8月4日に開幕。出場選手は海外メジャー「全米女子プロ」(6月24~27日)終了時点の世界ランキングを基に決まる。同ランク15位以内なら各国最大4人、それ以外は各国最大2人が出場権を得るが、開催国と各5大陸には最低1枠が保証され、計60人の出場選手が決まる。