国内女子ツアー

ゴルフきょうは何の日<4月5日>

2021/04/05 13:00

2015年 渡邉彩香が逆転Vでツアー2勝目

念願のツアー2勝目に満面の笑み

難コースの葛城GCで、首位と5打差でスタートした渡邉彩香が7バーディ、2ボギーの「67」と最終日のベストスコアをマーク。通算7アンダーで逆転し、ツアー通算2勝目を地元・静岡で飾った。

バーディフィニッシュを決めた最終18番(パー5)では、ティショットを1Wで手堅くフェアウェイど真ん中に運ぶと、2打目を3Wで抑え気味に放ち、残り63yd地点へ。「60から80ydの距離をたくさん練習してきた」と迷いなくSWを振り抜き、ピン右1.5mにピタリ。事実上のウィニングパットを沈め、力強くガッツポーズをつくった。

14年末のオフシーズンでスイング改造に取り組んだが、弾道が安定せずに開幕戦から3試合連続予選落ちしていた渡邉。同大会の前週「アクサレディス」のプロアマで一緒にプレーした樋口久子から無意識に左を向いていたアドレスを指摘されて修正。「自信を持って振れるように」と復調をつかんでの勝利だった。

同年「樋口久子 Pontaレディス」で3勝目を飾ったものの、その後、稀代の飛ばし屋は極度の1W不振に陥り、低迷した。そこから5年を経て、2020年「アース・モンダミンカップ」で鈴木愛とのプレーオフを制し、復活優勝を果たした。