国内女子ツアー

「50ページをフル暗記」三浦桃香はティーチングプロ資格取得へ猛勉強中

2020/11/03 14:35
12月まで勉学に励むという三浦桃香

1999年早生まれの21歳で、いわゆる「黄金世代」の三浦桃香がクラブをペンに持ち替えて連日勉学に励んでいる。2日にツアー外イベント「UNDER-PAR PRO-AMトーナメント2020」(千葉・浜野GC)に出場し、「76」の4オーバーで12人中10位で終え、「筆記試験があるので勉強です」と日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のティーチングプロの資格取得に向けて奮闘していることを改めて語った。

自身の実力を測る実技は終了しており、16日に行われる試験に向けて「50ページをフル暗記しないといけない。ちゃんと受かるために勉強を」と教本と向き合う。「フル暗記とかやったことないから難しい。起きたら忘れちゃうし(笑)」

プレーヤーとして磨いてきた分、難しい部分もあるようで、教本ではボール位置は左足のかかとの前となっているアイアンショットについて、「私は7I まで右足の前で、5Iから(スタンスの)真ん中に。ダウンブローに打ちたくて、左足のかかとでも打ってみたけどこすり球みたいになっちゃう」。長いクラブになるにつれて左側にボールをずらして自己調整するタイプだけに一筋縄ではいかない。

「多分、教えやすくするために(そう)してあって、自分の(感覚)で書いちゃうと絶対に間違っている。自分の基本と違うので頭の中をリセットしてコレはコレ、と思って分けないと」と頭を悩ませる。今後も試験と講習が続き、年内は大会に出場する予定はないという。同協会が実施する今年度のプロテストも来年3月以降に延期が決まっており、当面は頭に知識を詰め込む日々が続く。(千葉県市原市/石井操)