国内女子ツアー

ゴルフきょうは何の日<10月11日>

2020/10/11 12:00

2009年 宮里藍が5打差逆転 3年ぶりの国内優勝で「アイーン」

恒例の志村けんと「アイ~ン」

群馬県桐生市の赤城カントリー倶楽部で開催された「SANKYOレディースオープン」の最終日。宮里藍が5打差を逆転し、3年ぶりの国内ツアー優勝を果たした。

最終組から一つ前、4アンダーでホールアウトした宮里はクラブハウスに引き上げようとした。6バーディ、2ボギーの「68」。同年7月の「エビアンマスターズ」で主戦場の米ツアー初優勝を挙げた。日本での期待値がさらに高まる中で好プレーを披露したが、中盤まで最終組の全美貞(韓国)がトップを快走していた。

「あの時点では優勝はあきらめていました。18番グリーン奥のアテスト場にいましたが、美貞が18番で池に入れたって聞いて急に緊張してきました」。全は17番でダブルボギー、さらに18番でもダブルボギー。上がり2ホールで4打落とし、クラブハウスリーダーの宮里に優勝が転がり込んだ。

「まさか勝てるとは思っていなかったので」と困惑気味な表情を浮かべたが「このコースのセッティングなら5打差は通常の試合の2打差程度に考えていたので、最後まであきらめずにプレーしました」。表彰式では大会プレゼンターを務めた志村けんさんと「アイーン」のポーズで記念写真に収まった。