茂木宏美、重圧を和らげてくれた友人の言葉
2008/10/10 19:52
群馬県の赤城カントリー倶楽部で開催されている「SANKYOレディース」初日。単独首位に立ったのは、地元出身で開催コースに所属する茂木宏美だった。客観的に見れば、地元の声援を多く受ける上に、知り尽くしている所属コースでのプレー。スコアが良くて当然、と思われがちだが、周囲の高い期待は、受ける側にとっては大きな重圧に変わるもの。茂木自身も、「プレッシャーに感じていたので良かった」と素直な心情を吐露した。
茂木の重圧を和らげたのは、前日に友人が電話で口にした次の言葉だったという。
「みんな良い成績を望んでるかもしれないけど、諦めないで1ホール1ホール立ち向かう姿が見たいんじゃない?」
この言葉を胸に留め、「意識してプレーした」という茂木。重圧に押しつぶされることなく実力を発揮できた理由の1つなのだろう。初日を終えて「まだプレッシャーはあるし、長い1週間になると思う」というものの、「こういう経験は、ホームコース(で試合が開催されること)ならでは。このようなプレッシャーは今しか経験できないものだと思って、じっくりと味わいたいですね」と、頼もしい言葉を返していた。