選手会長の石川遼、地元ホストプロの宮里優作が予選落ち
◇国内男子◇HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2日目(2日)◇PGMゴルフリゾート沖縄 (沖縄)◇7270yd(パー72)
選手会長の石川遼は4オーバー89位。大会主催の「PGMホールディングス」とサポート契約を結ぶ沖縄出身の宮里優作が3オーバー80位。前週の「マイナビABCチャンピオンシップ」でツアー初優勝を遂げた木下裕太が6オーバー96位でそれぞれ予選落ちとなった。
「昨日からの悪い流れをひきずっていた」と石川はインから出て、10番でティショットをミスしダブルボギーとすると、11番、12番でもボギーをたたき、出だし3ホールでスコアを4つ落とした。その後、6つのバーディを奪ったが巻き返すことはできなかった。
それでもショットでギャラリーを沸かせる場面もあった。後半1番(パー5)では、ティショットを大きくプッシュアウトし、「狙ったところより80ydくらい右に行った」というボールはOBゾーンを抜け、隣の6番ホールのフェアウェイへ。そこから「(ピンは)全く見えませんでした。ジャングルに向かって打った感じです」と森を越えるショットでバーディを奪い歓声を誘った。
予選2日間、石川と同組で回った宮里優作は、3つ伸ばし一時は予選通過が見えていたが、後半6番(パー5)で「セカンドが木の根っこについてしまって、1回空振りしました」と痛恨のダブルボギーをたたいた。「申し訳ない」と肩を落とし、あす3日目はジュニアレッスンなど、ホストプロとしての仕事に徹することになった。それでも「(子どもたちに)予選落ちしないようなゴルフを教えたい」と自虐的な冗談で締めた。
前週「マイナビABCチャンピオンシップ」でツアー初優勝を遂げた木下裕太も、2つのダブルボギーを喫するなど決勝ラウンドへは進めなかった。「(優勝後)フワフワしているというか、先週までどうやっていたんだろう。一回家に帰って、やることやって、次の試合までに落ち着かせます」とクラブハウスをあとにした。(沖縄県恩納村/柴田雄平)