梅酒・水割り・シャンパン…稲森佑貴へ先輩プロの祝い酒
2018/10/17 19:11
◇国内男子◇ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 事前(17日)◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉)◇7119yd(パー71)
ツアー初優勝を前週の今季メジャー第3戦「日本オープン」で飾った24歳の稲森佑貴。祝福のメッセージは200件を超え、電話はひっきりなしに鳴り続けた。16日(火)には同じ九州出身で先輩の時松隆光らに“祝勝会”を開いてもらったという。
鹿児島県出身の稲森は数軒をはしごした後、福岡県出身の時松ら1学年上の先輩たちがそろう飲み会に電話をして合流。計7人ほどのグループに交じると、祝い酒がどんどん回ってきた。「全部含めて飲んでいたのは6時から12時まで。梅酒から始めて、水割り、シャンパンも飲みました。けっこう酔いましたよね」と苦笑いした。
先輩たちの手荒い祝福に「電話したのが間違いだったかな?きょう(練習ラウンドで)後半に抜けてきた感じ」とおどけながらも、「楽しく祝ってもらえたので」と感謝した。
この1勝で賞金ランキングは2位に上がり、前週終了時点のランク上位2人に付与される世界ゴルフ選手権シリーズ「WGC HSBCチャンピオンズ」(25日~/中国・シェシャンインターナショナルGC)の出場権を得た。初のPGAツアーに「使う予定もなかったし、自宅に置いてありました」と慌ててパスポートを郵送してもらった。
211位だった世界ランキングは115位に急浮上。「WGC HSBC」は予選落ちがなく、「がんがん攻めていきたいし、この結果次第ではまた世界ランクも上がっていけると思う」と意気込む。「もっと頑張りたい。マスターズも夢物語ではなくなってきたと思う」とさらなる飛躍を誓った。(千葉市緑区/林洋平)