2018年 日本オープン

「最初で最後のチャンス」50歳の谷口徹が掲げる野望

2018/10/12 07:15
大会2勝の谷口徹が目指すのは、プロとオープンの同一年制覇だ

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 初日(11日)◇横浜カントリークラブ(神奈川)◇7257yd(パー71)

49歳の藤田寛之が7アンダーで首位発進を決めた大会初日。「日本オープン」2勝(2004、07年)を誇る50歳の谷口徹も3打差の4アンダー11位につけた。

「疲れましたね。練習場でアドレナリンが出過ぎちゃって、コントロールするのが難しかった」というのは、この日のペアリングが原因だ。ディフェンディングチャンピオンの池田勇太に、石川遼を加えた注目組でラウンドした。好スタートを決めた谷口は、ホールアウト直後の18番グリーンで、石川に「まえに回った時よりショットが良くなっていたので、『レベルアップしたね』って言っておきました」との言葉をおくる余裕もあった。

「アイアンを短く持つようにして、(クラブの)入り方がよくなった」ことが好スコアにつながったという。「パターはずっと悪くない。1Wもストレートからちょっとフェード系のイメージで、アイアンと同じように打てるようになってきた」と自信をみせた。

同じヤマハ契約の藤田が首位発進。「やっぱり試合に出れば誰にでもチャンスはあるんですね」と笑った。だが、同年代のプレーに刺激を受けないはずはない。「人生、あきらめないでやったらチャンスがあるから。あと3日あるし、あまり高くは望んでいないけど、僕も3日目が終わってよい位置にいたら狙いたいと思います。(日本)オープンと(日本)プロの両方はやったことがないし、最初で最後のチャンスだと思うので」と、同一年のWタイトル獲得にも、ちょっぴり欲をのぞかせた。(神奈川県横浜市/今岡涼太)

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