2018年 セガサミーカップ

丸山奨王はプロツアー初戦で予選落ち 池ポチャから流れ急転

2018/07/07 19:25
見せ場も作ったが、ボギーを重ねて予選落ちに終わった丸山奨王

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 3日目(7日)◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178yd(パー72)

丸山茂樹の長男でアマチュアの丸山奨王(しょうおう・18歳)は、予選第2ラウンドを42位タイからスタートし、2バーディ、6ボギーの「76」。日本で迎えたプロツアーデビュー戦は通算3オーバーの84位タイで予選落ちに終わり、「残念としか言いようがない。実力が足りていないことが改めて分かったし、いい勉強になった」と悔しさをにじませた。

出だしは最高の流れだった。最初の1番では、フェアウェイからの2打目をピン左1mにつけてバーディ先行。3番(パー5)では左ラフからの3打目を再びピンに絡め、一時は通算3アンダーまで伸ばした。

「リズムが崩れた」と展開が一変したのは、左サイドに池が広がる左ドッグレッグホールの5番から。3Iで刻んだ1打目を「ただ単に引っかけた」と池に入れてボギーとすると、その後はグリーンを外す苦しいホールが続く。霧雨混じりの強風と寒さもジャッジを迷わせ、5番から6個のボギーを並べてラウンドを終えた。

クラブハウスで出迎えた父は、「こういう厳しい状況でのプレーがこれまでなかったことも、この結果に至ったと思う。悔しい思いをすることができて良かったし、フィジカルとメンタルで物足りなさに気づけたことは、最高の経験になったと思う」と総括。今後の糧となることに期待した。

9月にはカリフォルニア大学ロサンゼルス校へ進学。ジュニア競技は16日に開幕する「全米ジュニアアマ」が最後となり、優勝者に与えられる来年の「全米オープン」出場を目指す。(北海道千歳市/塚田達也)

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