2018年 セガサミーカップ

9月から「UCLA」 丸山茂樹の長男・奨王がツアー初参戦

2018/07/04 18:21
日本でプロツアーデビューする丸山茂樹の長男・丸山奨王(左)

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 事前(4日)◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178yd(パー72)

丸山茂樹の長男でアマチュアの丸山奨王(しょうおう・18歳)が、日本で初めてのプロツアーに臨む。前週の木曜日にコース入りしてから練習ラウンドを重ね、開幕前日のプロアマ戦ではドライビングレンジで軽めの調整。「自分がどういうプレーをできるのか試してみたい。とにかく予選を通過して、土日をプレーしたい」と目標を掲げた。

身長は父よりも少し高い172センチ、体重は62キロと細身の体型。米国カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれ育ち、キャンベルホールスクール時の2016年には「ウェスタンジュニア選手権」で優勝を飾った。18年5月には、ゴルフに加えて学業に秀でたとして与えられる「バイロン・ネルソン・ジュニアアワード」を受賞。ジョーダン・スピースジャスティン・トーマスが選出された栄誉を授かった。

今年9月には「UCLA」として世界中に知られるカリフォルニア大ロサンゼルス校への進学が決まっている。今回の出場について「日本では大学生もけっこうツアーに出ているし、自分も挑戦してみたいと思った」と話し、進学前の腕試しの色合いも濃いようだ。

キャディは、かつて父と米国転戦をともにした杉澤伸章さんが担当する。「僕が1歳のころから知ってくれている」という間柄だけに、初タッグながらチームワークに不安はない。「リラックスしてできると思うし、楽しみです」と初日のスタートを心待ちにした。

練習ラウンドに帯同した父は「初めてのことなので、結果よりも楽しんでもらえればいい。何か得るものがあればいいと思っています」と愛息に目を向ける。週末の決勝ラウンド2日間はテレビ解説を務めるが、「(息子のプレーを)見ると疲れちゃうよね。自分がやっているのとは違うから」と苦笑いした。(北海道千歳市/塚田達也)

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