2018年 ダンロップ・スリクソン福島オープン

石川遼 初登場の福島で3戦ぶり予選通過

2018/06/22 19:07
石川遼は首位と5打差で決勝ラウンドに入る

◇国内男子◇ダンロップ・スリクソン福島オープン 2日目(22日)◇グランディ那須白河ゴルフクラブ (福島)◇6961d(パー72)

初日5アンダー9位タイで発進した石川遼は4バーディ、5ボギーの「73」で回り、通算4アンダーにスコアを落とした。要所でパッティングを決めきれず、優勝争いから一歩後退。3試合ぶりの決勝ラウンドは、首位と5打差の21位タイで迎える。

2日続けてスタートホールでボギーをたたいた石川は、前半4番(パー5)で最初のバーディ。ただこれも、5mのイーグルチャンスを逃した直後のものだった。

ストロークは安定しながら「ライン“1本”、左に行くパットが多かった」と、この日は読みに苦労。後半13番の4つ目のバーディで通算6アンダーまで伸ばしたが、15番から2ホール続けて1Wショットを左に曲げて連続ボギーを喫した。「(パッティングで)フックラインのイメージが出ない中で、ショットもフックラインによくついた。アドレスでフェースが左を向く悪い癖がある」とグリーン上で耐えきれなかったことを悔やみ、「どこを修正するのかが大事。再確認したい」と課題を挙げた。

5月「ミズノオープン」から直近2試合で決勝ラウンド進出を逃し、3週ぶりの試合はプロ11年目で初めて臨んだ東北地方でのツアー大会。「水曜日くらいから『絶対予選を通ってね』という声を掛けられていた。ここ2試合はカットラインを考えてプレーしていたが、予選カットを考えていると通らないというのはよくあること」と強い気持ちを取り戻してプレーした。

追う立場には変わらないが、「2位に何打もつけて優勝できるようなプレーをしたいし、それが目標」と猛チャージを誓う。東日本大震災の復興支援の一環として、2014年に地区オープンからツアー競技になった大会。週末もしっかり沸かせたい。(福島県西郷村/桂川洋一)

2018年 ダンロップ・スリクソン福島オープン