2018年 ダンロップ・スリクソン福島オープン

女子プロをキャディに 池田勇太は“やさしく”好スタート

2018/06/21 20:52
池田勇太をサポートするのは女子プロの山口春歌

◇国内男子◇ダンロップ・スリクソン福島オープン 初日(21日)◇グランディ那須白河ゴルフクラブ (福島)◇6961yd(パー72)

池田勇太が5バーディ、ボギーなしの「67」で回り、5アンダー9位タイで発進した。5月の「関西オープン」以来の日本ツアー出場で、クラブセッティングには新しい1Wを、キャディにはスポットで女子プロを採用。「きょうのゴルフは悪くなかった。あしたも同じような感じでやれればいい」と納得した。

3月にエースとして使っていたテーラーメイド M1 440 ドライバーのヘッドが割れてから、池田は1W選びに難航。今週は初めてキャロウェイ GBBエピック スタンダード ドライバー(10.5度)を握った。昨年初旬に使ったGBBエピック サブゼロと比較すると易しいモデル。「悪くなかったかな。もうちょっと距離が出てくれてもいいなと思うけれど、球筋なんかは良い」と好感触を得た。

隣に据えたキャディは女子プロの山口春歌。ツアーへの出場機会に恵まれず、どちらにも親交の深い正岡竜二の橋渡しで、今回初タッグを組んだ。「今年はあまり試合に出られないので、勉強させていただいています」と山口。ラウンド中も速足の池田に懸命についていき「ラインの読み方やテンポ、ルーティンも勉強になる。パッパッと早くやられる。厳しいけど、優しいです」と何かをつかもうと必死だ。

「(山口は)伸び悩んでいるということなので、少しでも良くなってくれれば」と池田。ぶっきらぼうに振る舞うが、「女性には優しく?それは基本だよ」と信念を曲げる様子はなかった。(福島県西郷村/桂川洋一)

2018年 ダンロップ・スリクソン福島オープン