2017年 ダンロップフェニックス

宮里優作、逆転賞金王への1打となるか?

2017/11/18 20:18
ぎりぎりの予選通過から、3日目は「63」で急浮上。

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 3日目(18日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎) ◇7027yd(パー71)

2日目の最終18番でバーディを奪い、カットライン上で予選通過を決めた宮里優作が、この日は1イーグル6バーディの8アンダー「63」で、通算4アンダーの16位に急浮上した。賞金ランク1位の小平智は、第2ラウンド途中で棄権した。ランク2位の宮里は約2000万円差で追っている。

初日、2日目は風邪の影響で「下半身がふわふわして、踏ん張りがきかなかった」とショットコントロールに苦しんだ。2日目の最終18番(パー5)を迎えたときは、カットラインに1打達していなかった。グリーンを狙った2打目を左に曲げると、「終わった」と予選落ちを覚悟した。

だが、その球がギャラリーの足に当たってラフに止まると、そこから5mに寄せてバーディパットをねじ込んだ。体調不良を押してプレーを続けたが、「なんとか無理くりやって良かった」と、その気力が報われる1打となった。

予選ラウンドで同組だった尾崎将司には「ボギーを打つ度に『ナイスボギー』って言われた」と頭をかく。それでも、ぎりぎりで予選通過を決めると、安堵したように「あんまり心配させるなよ。俺のせいで(予選落ちに)なったみたいじゃないか…」と、ねぎらいの言葉をもらった。紙一重で得た週末のチャンスを無駄にはしない。(宮崎県宮崎市/今岡涼太)

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