2017年 HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP

バーディマシンに変身 宮本勝昌がハーフ記録「28」

2017/11/05 16:38
ハーフ記録となる「28」で前半を折り返した宮本勝昌

◇国内男子◇HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 最終日(5日)◇PGMゴルフリゾート沖縄 (沖縄)◇7005yd(パー71)

海沿いの難コースを攻略した。31位から出た宮本勝昌が9バーディ、1ボギーの「63」。通算3アンダーの5位でフィニッシュした。

「よくわかりませんが実力を出せました。パッティングでも短いやつ長いやつ全部入った。狙ったところへ打つことの繰り返しですが、ゴルフのおもしろいところが出ました」

出だしの1番で1.5mのバーディパットを沈めると、2mを決めた3番から6連続バーディ。5番(パー3)では52度のウェッジで30cmにつけるなどショットも安定した。同組のキム・ヒョンソン(韓国)からは何度も「バーディマシン」と冷やかされ、小林正則が2012年「アジアパシフィック パナソニックオープン」で記録して以来の、ハーフのツアー最少スコアタイ記録「28」で折り返した。

最大瞬間風速17.3m/sを記録した前日3日目はノーバーディ、6ボギー1ダブルボギーの「79」と大きくスコアを落とし「イライラもしましたよね」。それでも45歳ベテランはきっちりと切り替えに成功した。青木功改造・改修のコースについての感想も「本音で言ったほうがいいのかな? 素晴らしいコースですね。グリーン、フェアウェイ含めて全部よかった。考えさせられるコース」と舌も滑らかだ。

17番では2mのパットを外してこの日初めてのボギー。18番(パー5)ではグリーン手前のバンカーから1.5mにつけるもバーディパットを外してパーでフィニッシュした。「50台のスコアが出たら『新聞に大きく載せてよ』と言おうと思って、いろいろ考えていましたが」。後味は悪かったものの、今季3度目となるトップ5に最後まで白い歯を見せながらコースを後にした。(沖縄県恩納村/玉木充)

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