戦線離脱中の矢野東 ファンサービスでホスト大会に貢献
2017/10/28 07:53
◇国内男子◇マイナビABC選手権 2日目(27日)◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7217yd(パー72)
右ひじ痛を理由に途中棄権した5月「ミズノオープン」からツアーを離脱中の矢野東が、応募ギャラリーを対象にしたコースでの生解説とトークイベントに参加した。矢野は大会主催のマイナビと2012年からスポンサー契約を結ぶホストプロの一人。イベントは3日目も実施する予定で、プレーヤーとして出場できない代わりにファンサービスで大会に貢献している。
「実は2014年から右ひじが痛くて、そのたびに(痛み止めの)注射をしていた」と当時を振り返る矢野。今季も4月の国内初戦「東建ホームメイトカップ」開催前に注射を打つなどして出場を続けていたが、「関西オープン(5月)ですごいのが来て。もう無理だと思った」と戦列から離れる覚悟を決めた。
矢野は6月上旬に右ひじの内視鏡手術を受け、現在は復帰に向けてリハビリと練習に励んでいる最中。「特別保証制度」(公傷)の適用が承認され、「日本ゴルフツアー選手権」(6月1日~4日)から24カ月以内にツアー復帰すれば、今季欠場試合数分の出場が保証される。
当初は今週の復帰を予定していたが、「術後から3カ月経っても痛みがあったので諦めた」という。自身のツイッター(@azuman76)では逐一経過を報告しており、9月11日には「やっとアプローチの許可が出た」と書き込んでいた。現在はフルスイングできるまでに回復しており、ラウンドも月2回ほど実施。復帰は2018年シーズンの国内初戦を予定している。(兵庫県加東市/塚田達也)