2017年 ホンマツアーワールドカップ

シードか“裏シード”か 3位フィニッシュ日高将史の悩み

2017/10/08 19:47
次戦のツアー出場権を獲得したが・・・日高将史の悩みは深い様子

◇国内男子◇HONMA TOURWORLD CUP 最終日(8日)◇京和カントリー倶楽部(愛知)◇7190yd(パー71)

7位から出た推薦出場の日高将史が5バーディ、ノーボギーの「66」と伸ばし、自己ベストを更新する通算17アンダーの3位フィニッシュ。下部チャレンジツアーを主戦場にする31歳は「自信になった」と笑顔を見せた。520万円を獲得し、賞金ランキングは216位から86位に急浮上した。

今季のツアー出場権を持たない日高は「直近のツアーで成績上位10位以内」の資格により、19日開幕の「ブリヂストンオープン」(次週「日本オープン」は対象外)の出場権を得た。さらに賞金を重ねれば初シード(ランク75位以上)も見えてくるが、同週は下部ツアーの最終戦「JGTO Novil FINAL」(19、20日)が控えているだけに、「難しいですね…考えます」と悩まし気だ。

下部ツアー次戦の「太平洋クラブチャレンジ」(12、13日)で上位15人に入れば、最終戦の出場権を得られる。賞金ランクは20位におり、最終戦を終えたランク上位者(※)に与えられる来季レギュラーツアー前半戦の出場資格、いわゆる“裏シード”も狙える位置。レギュラーかチャレンジか。どちらも捨てがたいだけに、難しい選択を迫られることになる。

日本ゴルフツアー機構(JGTO)の担当者に相談する日高のもとへ秋吉翔太が歩み寄り、「それならレギュラーだって。まだ(シードへ)ワンチャンあるんだから」と持ちかけていたが、なおも決めかねている様子だった。(愛知県豊田市/塚田達也)

(※)規定によるとチャレンジツアーの年間試合数により左右し、12試合の予定の今季は賞金ランク1位に通年シード、同2位~7位までに前半戦の出場権を付与する

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