2017年 フジサンケイクラシック

バーディ乱舞の富士桜14番 ツアーで最も易しいパー4に

2017/09/01 20:18
ツアーで最も易しいパー4に記録された2日目の富士桜の14番。通常のティより160yd以上も前方に出されていた

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 2日目(1日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566yd(パー71)

448ydの14番パー4はこの日、ティマークを163yd前方に出して285ydに設定された。1オンが狙えるホールとしてよりエキサイティングな展開を図る大会側の演出だが、2日目の平均ストローク数3.331は、パー4のツアー史上最少平均ストローク(記録が残る1985年以降)を更新した。それ以前は、今年の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」最終ラウンドの9番で3.371だった。

この日はイーグル8個、バーディ66個、パー41個を記録し、ボギーは3個だけ。ピンは前方のグリーンエッジから16ydと手前に切られており、右からフォローの風が吹く絶好の条件も手伝った。ティショットで3Wを手にしていた選手が多く見られ、グリーンをオーバーするケースも頻発した。

大会の戸張捷ゼネラルプロデューサーは「もちろん計算通りです」と数字を冷静に受け止める。「数字にこだわることはまったくなくて、そのホールで出るスコアが一番大事なこと。最少ストロークになって易しすぎる、というのは僕としては違う。見る人にとっても選手にとっても、スコアが出るから逆に面白いと思っています」と、“ツアーで最も易しいパー4”になることは想定内だったと強調した。

3日目は448ydに戻して実施。最終日は再び285ydのティグラウンドに移動する予定だ。(山梨県富士河口湖町/塚田達也)

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