2017年 フジサンケイクラシック

ルーキー小斉平優和 最難関パー4で劇的バーディ

2017/09/01 07:20
ツアールーキーの小斉平優和が堂々の好発進。最難関ホールのビッグプレーが光った

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 初日(31日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566yd(パー71)

マンデートーナメント(予選会)を突破して出場のルーキー、小斉平優和(こさいひら・ゆうわ)が3バーディ、1ボギーの「69」をマーク。今季ツアーに加わった19歳が3試合目で臨む難コース・富士桜で堂々のスタートを切り、「うれしいです」と笑顔を向けた。

前半に迎えた最大の難所で、ビッグプレーが飛び出した。ツアー史上最長パー4に設定された565ydの5番ホール。右サイドの深いラフからの2打目を9Iでフェアウェイに刻むと、残り75ydをSWで打った3打目が直接カップに吸い込まれた。

この日5番でバーディを記録したのは、小斉平を含めて6人のみ。なお、この日の平均ストロークは4.933に達し、記録が残る85年以降の大会最難関ホール記録を更新した(これまでの記録は2011年第1ラウンドの同ホールで4.906)。

小学生当時から多くのジュニアタイトルを獲得し、16年「日本ジュニア」(15~17歳の部)を制した逸材。身長180cm、体重90kgの恵まれた体格を生かした1Wショットの飛距離は平均290ydに達する。5番に関しても「一番嫌なホールだけど、(2打目でグリーンに)届かない感じでもないです」と言った。

前年大会は4日間をプレーし、12位タイと上位でローアマチュアを獲得した。「ティグラウンドに立ったとき、まっすぐ行きそうな感じがしてすごく回りやすい」と、今年も難コースとの好相性を自負。「頂上を目指しています」と、初々しい受け答えの中に頼もしさを漂わせた。(山梨県富士河口湖町/塚田達也)

2017年 フジサンケイクラシック