福岡で過去2勝の池田勇太 “得意ルーティン”にニヤリ

◇国内男子◇RIZAP KBCオーガスタ 2日目（25日）◇芥屋ゴルフ倶楽部（福岡）◇7151yd（パー72）

初日の「69」には「ひとつも内容が良くない」とぶ然。1イーグル4バーディ、1ボギーの「67」とした2日目も「途中まではよかったけど、上がり2ホールがパッとしない」と不満顔。それでも、通算8アンダーとした池田勇太は首位と3打差3位として、週末に駒を進めた。

前日に散ったショットは復調気配で、「きのうよりは良い」と、あごを引く。「でも、上が11（アンダー）までいっているから、ひとつでもいきたかった」と、3mほどのチャンスを逃した締めくくりの2ホールを悔しがった。

今季はメジャー全4試合に出場するなど、海外で揉まれてきた。だからこそ、「取りこぼしがある分、スコアが出てない。65くらいで回らないとダメ」と、賞金王は自分自身に手厳しい。

連日の35度を超える暑さを言い訳にすることもない。むしろ、「飲んでからゆっくり休む」と、毎夜の中州遠征に胸を張る。“さすがですね”と感嘆した記者の言葉に、ほんの一瞬視線を上げて「ルーティンですから」とニヤリ。そのルーティンで、09年、15年と過去2勝を挙げてきたのだ。（福岡県糸島市／今岡涼太）