復帰初戦の伊澤利光 「ミスも許容範囲」と7オーバーにも納得
2017/01/19 21:20
◇国内男子◇SMBCシンガポールオープン 初日(19日)◇セントーサGCセラポンC(シンガポール)◇7398yd(パー71)
「生涯獲得賞金ランキング上位25位」の資格で、今季5年ぶりにシード復帰を果たした伊澤利光は、復帰初日となったラウンドを1バーディ、5ボギー1トリプルボギーの7オーバー「78」として、暫定151位で終えた。
スタートホールの10番は、2打目をグリーン奧にこぼしたが、アプローチをきっちり寄せてパー発進。18ホールでバーディは1つしか奪えなかったが、「極端に悪くはない。池に入ったり、3パットもあったり…。でも、とんでもないという感じではなく、ミスも許容範囲だった」と、さばさばと振り返った。
同組で回った高山忠洋が、一時5アンダーまで伸ばすなど好プレー。「違いを見ていたけど、バーディチャンスの回数とか、パットの近さ。グリーンも急にこのスピードだとしょうがない部分もある」と、試合勘、セッティングへの慣れを含む今後の課題を、1つ1つ丁寧に洗い出した。
「前と考え方を変えてやっている。ゴルフはミスが付きものだし、完璧はない。攻め方や、調子、流れといったものを自分や他の選手を見たりしながらやれている。それを2日目のプレーに生かせたら…」。賞金王2回(2001年、03年)の48歳。ベテランらしい大局観で勝負する。(シンガポール・セントーサ/今岡涼太)