2016年 長嶋茂雄招待セガサミーカップ

ミスターの表彰はイメージできた!谷原秀人「これで負けたらショック」

2016/07/02 17:52
「ジャイアンツカラー」は偶然。谷原秀人が今季初Vへ王手をかけた

国内男子ツアー「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」3日目、首位タイで出た谷原秀人が6バーディ、1ボギー「67」と伸ばし、通算14アンダー。並んでスタートしたタンヤゴーン・クロンパ(タイ)を4打差に突き放し、単独首位で最終日を迎える。37歳は今季初勝利に向け「(あすは)普段通り」と頼もしく語った。

時おり、雨が降った前半。谷原は3番でこの日初のバーディを奪うと、7番では約5mを決めた。9番では左ラフからピン約50cmに絡めた。雨が強まった終盤も14番で唯一のボギーをたたいたが、最終18番をバーディで締め、優勝に王手をかけた。

悩みは消えつつある。「全米オープン」の速すぎるグリーンのイメージが消えず、ホストプロとして臨んだ前週の「ISPSハンダグローバルカップ」は予選落ち。前日(大会2日目)も「イメージはなかなか、なくならない。『マスターズ』よりも速かったですからね」と心配していたが、バーディラッシュに「徐々にイメージが湧くようになってきた」と笑顔を見せた。

この日は、大会名誉会長の長嶋茂雄氏も来場した。あすの最終日、ミスターからカップを受け取るイメージはできている。通算11勝のベテランは「これで負けたらショックですよ」と、余裕たっぷりだった。(北海道千歳市/林洋平)

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