2016年 ISPSハンダグローバルカップ

話題の“ヒメネスダンス”国内初披露は? 宮里優作が課した解禁の条件

2016/06/22 19:18
時差ボケの体に鞭打って帰国直後の試合に臨む宮里優作

石川県の朱鷺の台CCで23日に開幕する「ISPSハンダグローバルカップ」に、前週の「全米オープン」を日本勢最高位の23位で終えた宮里優作が出場する。2日前(21日)の夜に、成田空港を経由して当地入り。この日はさっそくプロアマラウンドに出場し、「めっちゃ眠いです」と時差ボケが残る体で18ホールをプレーした。

前週については「もうちょっと上(上位)でやりたかったですけどね」と、必ずしも満足のいく結果ではなかったことを笑顔を見せながらも強調した。ただ「2回の見せ場はあったし、みなさんに良い情報を発信できたかな」とうなずくのは、第2ラウンドと最終ラウンドで1回ずつ記録した、ともにパー4の2打目をカップに沈めたイーグルの場面だ。

日本でも話題になったのは、2回とも直後に披露してみせた即興のダンス。葉巻好きという共通点をもとに敬愛してやまないミゲル・アンヘル・ヒメネス(スペイン)が、過去にホールイワンを決めたあと、刀に見立てたアイアンを鞘に収めるようにし、両手をグルグル回しながら後ずさりするダンスを真似たものだった。

1回目のイーグルの前夜(2日目)に、たまたまヒメネスがダンスを踊る一連の動画を見ていたことで、体が自然と反応したという。「前の日に見ていたから、とっさにね。これはやらなアカンと思って」。そのクオリティについては「ぜんぜん低かった」と笑いながらも、関係者やプロ仲間からは想像以上の好評を得たという。

日本での初披露にも期待したいところ。「できれば(笑)。セカンドが入るか、ホールインワンしかやりません」と、パフォーマンス解禁に厳しい条件を課しながら約束した。スーパーショットとダンス、1打で2度おいしいその瞬間を見逃すな。(石川県羽咋市/塚田達也)

2016年 ISPSハンダグローバルカップ