2016年 ミズノオープン

韓国生まれの刺客がまた一人!? 首位発進スンス・ハンの来歴

2016/05/26 20:32
首位発進したスンス・ハン。昨年のファイナルQTをトップ通過した韓国系米国人だ

国内男子ツアー「~全英への道~ミズノオープン」初日、無名の韓国系米国人がリーダーボードトップで飛び出した。今季の出場優先順位を決める昨年末のファイナルQTを1位通過したスンス・ハン(29)が1イーグル4バーディ、1ボギー「67」でプレー。5アンダー発進とし、小平智と首位を分け合った。

韓国の仁川で生まれ、ゴルフに本格的に取り組み始めた12歳のときに家族とともに米国へ移住。最終学歴はネバダ州立大卒で、取材の受け答えはすべて英語で行う。ジュニア時代の大半を米国で過ごしており、2002年にはアメリカン・ジュニア・ゴルフ協会(AJGA)の最優秀選手に輝いた。

米下部ツアー、カナディアンツアーなどを経て日本ツアー参戦を選んだのは「元々は韓国人なので(近隣の)日本にも興味があった」ことも理由の1つだという。

前週の「関西オープン」では、韓国のチョ・ビョンミンが日本ツアーデビュー戦で初優勝を飾ったばかり。韓国生まれの海外選手がまた1人、ツアーにインパクトを与えそうな勢いだ。(岡山県笠岡市/塚田達也)

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