2016年 ミズノオープン

マユミとタニハラ 幼馴染コンビが2位発進

2016/05/26 18:46
同郷で同い年の谷原秀人と原田眞由美キャディ。幼馴染タッグが好スタートを切った

国内男子ツアー「~全英への道~ミズノオープン」は26日、岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部で開幕。風が穏やかだった前半組がスコアを伸ばす中で、午前8時にスタートした谷原秀人が4バーディ、ノーボギー「68」をマーク。4アンダー3位タイの好スタートを切った。

グリーンの読みにくさもあり「このコースは得意じゃない」としながらも、蓋を開けてみれば首位と1打差の滑り出し。「キャディのマユミに(ラインが)合っているかを聞きながらやっています。合っていたり、合っていなかったりだけど、落ち着いてできました」。

「マユミ」とは、今週谷原のバッグを担いでいるプロキャディの原田眞由美さん。谷原と同じ1978年生まれ、広島県出身の幼馴染で、10年ほど前まで当コースでハウスキャディを務めていた。谷原とは『マユミ』『タニハラ』と呼び合う間柄で、谷原の依頼により前年大会からスポット的にキャディを担当している。

初めてタッグを組んだ前年大会は、当コースで開催された過去8度の出場で自己ベストの12位タイフィニッシュ。今週のプレーについて原田さんは「タニハラは完璧に読めている」と言うが、谷原は「今まで(ラインが)外れまくっていたので、合っているかの確信がほしい」と、頼れる相棒は今年も欠かせないようだ。

2人が知り合ったのは、近所の別々のチームで野球をしていた小学生時代。「私の方がうまかった」と豪語する原田さんを受けて「あいつ、いつも言うんですよ。子供のころのことなのに、イジメですよね」と谷原は笑う。気心の知れたコンビが、今季1勝目、上位4人に付与される7月「全英オープン」の切符を目指す。(岡山県笠岡市/塚田達也)

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