2016年 関西オープン

プロ生活初の地元大会だけど「難しい…」高山忠洋の苦り顔

2016/05/18 18:20
42年ぶりの地元開催。高山忠洋はプレーで期待に応えたいところだが…

和歌山県で42年ぶりの国内男子ツアー開催となる「関西オープンゴルフ選手権競技」は、19日に橋本カントリークラブで初日を迎える。同県出身でツアー通算5勝の38歳・高山忠洋にとっては、プロ生活で初めてとなる地元開催の一戦。さぞや気合いに満ちているかと思いきや、口からは弱音ばかりがこぼれ出た。

「コースが難しすぎて…。どうなるのかさっぱり読めません」。

奈良県に隣接しているコースは、実家がある和歌山市内から「50キロくらい離れている」と決して近いわけではない。同じ県内ながら今週まで1度もラウンドの経験がなく、「1ラウンドや2ラウンドじゃ感覚がつかめない」と苦り顔だ。

「一番はロケーションの難しさ。アップダウンがあって距離もしっかりある。毎日アンダーを出すのは難しい」と、開幕を翌日に控えても明るい兆しは見えていない様子だった。

「和歌山で勝ちたいという青写真をひそかに描いていましたけど、あしたからもラウンドをしながら感覚をつかんでいく感じ。良いところで回れれば盛り上がるでしょうけど…」。とめどない不安を少しでも払しょくするように、練習ラウンド後も足早にドライビングレンジへと移動していた。(和歌山県橋本市/塚田達也)

2016年 関西オープン