アブダビからシンガポールへ スピースと予選同組でプレーするのは？

世界ランキング1位のジョーダン・スピースが28日（木）に開幕する日本男子とアジアンツアーの共同主管競技「SMBCシンガポールオープン」に出場する。今月上旬の米ツアー「ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ」で優勝。前週UAEで行われた欧州ツアー「アブダビHSBCゴルフ選手権」で5位に入ったその足で、シンガポールに入った。

中東から移動した25日（月）、スピースは休息に努めつつも、初めて訪れたシンガポール南部のセントーサ島を散策した。開幕2日前の26日（火）に行われた公式会見では「せっかく来たから、一回はダウンタウンにも足を運びたい。素晴らしい街だと聞いている」とコメント。東南アジアの高温多湿の気候にも「試合が始まっても暑さは気にしないよ。僕はテキサスの真夏に慣れている」と話し、お疲れモードでも、その後ドライビングレンジでの打ち込みは忘れなかった。

日本ツアー出場は2014年「ダンロップフェニックストーナメント」以来となる。「あの試合を経験して、日本の選手の技術は素晴らしいと思った。実際に世界でプレーしている選手もいる。石川遼や松山英樹が実際にいま米国に来たけれど、今後また増えると思う」。

予選ラウンドでは昨年度の日本ツアー賞金王キム・キョンテ（韓国）と、ランキング2位で終えた新選手会長の宮里優作とのラウンドが決まった。（シンガポール・セントーサ／桂川洋一）