2015年 ANAオープンゴルフトーナメント

平塚哲二、左ひじ故障から1年ぶり復帰

2015/09/16 17:37
左ひじのケガから復帰し、約1年ぶりの出場となる平塚哲二

北海道の札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースで17日(木)に開幕する国内男子ツアー「ANAオープンゴルフトーナメント」で、左ひじのケガのため戦列を離れていた平塚哲二がツアーに復帰する。昨年10月、初日に棄権した「トップ杯東海クラシック」以来、約1年ぶりの出場だ。

およそ2年前からひじに違和感を持っていたという平塚は、今年2月に手術。かねてテニス肘(上腕骨外側上顆炎)と診断されていたが、オペに踏み切ると患部が骨折していたことが発覚した。治療とリハビリを経て、5月にクラブを握り、夏場から本格的にラウンドを開始。「ツアーに戻って来られてうれしい」と話した。

特別保障制度(公傷)からの復帰により、規定では今大会から5試合で約54万円(昨季の平塚の年間獲得賞金額と賞金シードのボーダーラインとの差)を稼げば、6試合目以降の出場権を得られる。ただし、同資格は優先順位が低いことから、出場人数の少ない冬場の大会で平塚に出場権が繰り下がるケースは少ないとみられる。

シード維持には厳しい状況だが「(出た試合で)勝てば全部それで済む」と豪快さは失われていなかった。復帰直後の秋の陣。短期間で爆発的な結果を残せるか注目が集まる。(北海道北広島市/桂川洋一)

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