2015年 ミュゼプラチナムオープンゴルフトーナメント

先を越された主将の意地?河野祐輝が6位発進

2015/07/09 21:33
高校ゴルフ部で同級生だった片岡大育が刺激に。6位で発進した河野祐輝 ※画像提供:JGTO

ツアー未勝利の河野祐輝が「ミュゼプラチナムオープン」初日を7バーディ、2ボギー「66」でプレーし、首位と3打差の5アンダー6位発進。中盤までは伸び悩みながらも、後半14番から3連続バーディを奪うスパートでリーダーボード上位に飛び込んだ。

昨季は賞金ランク89位に終わり、今季は2013年以来となるシード復帰に意欲を燃やす27歳。そんな河野をいっそう奮い立たせたのは、香川西高のゴルフ部で3年間をともにした同級生、片岡大育が5月「関西オープン」で挙げたツアー初優勝だったという。

3年生時は河野がキャプテン、片岡が副キャプテンを務め、苦楽をともにしてきた戦友同士。「仲の良い同級生だったので、やっぱり嬉しかったし刺激になった」というが、それだけに“負けられない”意識が人一倍働く相手でもある。

今季はシーズン前半戦の出場資格しか持たずにスタートしたが、前週を終えて獲得賞金を466万円まで積み上げ、賞金ランキング65位につけている。これにより、後半戦の大半に出場できる資格を得られる見込みが強まった。少し前までは「意識し過ぎてカラ回りすることが多かった」と苦笑いする賞金ランクについて、今は「意識をし過ぎない方向でできている」と、ほど良い精神状態でツアーに臨んでいる。(兵庫県三木市/塚田達也)

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