2014年 ダンロップフェニックストーナメント

残り3戦となった賞金王争い 小田孔明「ストレスはない」

2014/11/19 19:51
賞金ランクトップの小田孔明。残り3戦のイメージは明確だ

今年の国内男子ツアーは残り3試合。現在、賞金ランキングトップに立つ小田孔明だが、2位藤田寛之との差は約1600万円。6位の池田勇太との差も5100万円あまりと、優勝賞金4000万円の3連戦を考えれば、その行方を占うことは難しい。

だが、小田は明確なイメージを持っている。「この試合はとりあえず頑張って、次のカシオで優勝して、日本シリーズは普通に回る(笑)」。残り3試合で1勝を最低条件と考えている小田は、過去2勝を誇る「カシオワールドオープン」を中心に賞金王争いを組み立てている。

先週の予選落ちで「疲れは取れた」。この日のプロアマ戦では7バーディを奪い、「絶好調。今日は良かった」と上機嫌でクラブハウスに戻ってきた。「調子が良いので、優勝を狙うのはもちろんだけど、悪くてもトップ5。先週休んだ分、しっかりお金を取り返したい」と意気込んだ。

一方、首位を追う藤田は苦しい状況だ。懸案の左肩痛は「先生やトレーナーと、なんとか今年最後まで持たせよう」と、だましだましやっている状態。「(自分が)置かれている立場も分かっているし、期待に応えたいという気持ちもあるけど、それには少し、自分が背負っているものが重すぎる。そこがはがゆい」と複雑な気持ちを打ち明けた。(宮崎県宮崎市/今岡涼太)

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