2014年 マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント

「ショット一流、パットは三流」小田孔明、苦笑いの自己評価

2014/10/31 17:57
ショットに絶対的な自信を持つ小田孔明が首位と1打差2位に浮上した

前週「ブリヂストンオープン」で今季2勝目を果たし、賞金ランキングで首位に立った小田孔明が、2週連続優勝を狙い「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」の2日目に6ストローク伸ばして、首位と1打差の2位に浮上した。

スタートの10番でバーディを獲ると、13番から3連続バーディ。17番、18番(パー5)でも連続バーディを奪ったが、後半は9ホールすべてパープレーと伸び悩んだ。それでも通算8アンダーで、首位のイ・キョンフン(韓国)に1打差で決勝ラウンドに進出する。

ラウンド後にクラブハウスに引き返した小田は「完璧っすよ。前半だけは」と苦笑いを浮かべた。

「ドライバーもアイアンも完璧。今日のゴルフなら10アンダーは行かなきゃだめでしょ。なぜか後半、突然パットが入らなくなっちゃった。まあ、1日6バーディを奪って悔しがるのも僕ぐらいでしょうが、今日のゴルフなら最低でもあと3つは伸ばしたかった」。好スコアにも喜びきれず、がっくりと肩を落とす。

高速グリーンに苦戦する選手が多く、小田もその1人。「微妙なんですよね。グリーンが速いからタッチを合わせにいくとカップの縁で抜けてしまうし、抜けるかと思えば、思った以上に切れたりするし・・・。ショットは一流なんだけど、パットは三流です」。ショットに自信があることで、パットの不甲斐なさが重くのしかかる。

「体が重い」。大会初日には前週の疲れが残っていると明かしていた小田。「今日は問題なかったですね、ドライバーも飛んでいたし、クラブをまともに振ることができましたから。やっぱり、睡眠が一番なんですね」。前夜は早めに就寝し、疲労回復に努めた。

体調は回復し、いよいよ戦闘モードに突入する。「明日からは優勝だけを考えてやります」。目標の賞金王獲得に向けて、鼻息荒くチャージをかける。(兵庫県加東市/本橋英治)

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