2014年 日本オープンゴルフ選手権競技

メジャー2勝目を狙う小平智 次週米下部ツアーQT参戦へ

2014/10/17 18:26
4位に順位を上げた小平。メジャー2勝目がかかるが、視線は米国にも

千葉カントリークラブ梅郷コースで開催されている「日本オープン選手権競技」2日目。小平智が4バーディ、2ボギーで2日連続の「68」をマークして通算4アンダー、単独首位のプラヤド・マークセン(タイ)とは5打差の4位タイで決勝ラウンドに進んだ。

ティオフは午前11時半過ぎ。午後の強い風にさらされた第2ラウンドでも、25歳は等身大の姿でコースに立ち向かった。狭く絞られたフェアウェイを、得意の1Wショットで果敢にキープ。「ティショットの3分の2くらいはドライバー」。ムービングデーに最終組から2つ前の組を確保した。

今季2勝目、昨年の「日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills」以来の国内メジャー通算2勝目がかかる一方で、大きな夢に続く扉を開こうとしている。次週、カリフォルニア州・モロンゴGCで行われる米下部ツアーのウェブドットコムツアーのファーストQT(予選会)に参戦。今大会終了直後に渡米予定だ。

「今週、来週に照準を絞ってきた。QTに向けて自信がつくゴルフをしたい」。オフに80kgあった体重は、現在70kg。ランニング、トレーニング中心の生活でこの秋に向け体を絞り込んできた。

「最近、(試合で)アプローチやパットがうまい選手と一緒に回れているんです。谷原(秀人)さん、藤田(寛之)さん、それにきょうの岩田(寛)さん…やっぱりうまい人はリズム、テンポがいい。(米挑戦に向け)神様に『もっとパターを練習しろ』って言われている気がします」。海の向こうを真っ直ぐに見据える目は、キラキラと輝いている。(千葉県野田市/桂川洋一)

2014年 日本オープンゴルフ選手権競技