2014年 トップ杯東海クラシック

池田勇太 挽回の5位フィニッシュ「昔のオレの感じ」

2014/10/05 16:26
グリーン上で好感触。名手・池田に元気が戻ってきた

愛知県の三好カントリー倶楽部 西コースで行われた国内男子ツアー「トップ杯東海クラシック」最終日。1オーバーの24位タイから出た池田勇太が「67」をマークして、通算4アンダーの5位タイでフィニッシュした。

「入った、という感じ。久しぶりにね」。雨水をいっぱいに吸ったウエアの下で、池田には十分な手ごたえがあった。前半アウトはすべてパーを並べ、インで一気にラッシュ。12番からの3連続を含め、バックナインで5バーディを記録。最終18番、グリーン左バンカーから3打目は寄せきれなかったが、4mのパーパットを沈めて納得の形で締めくくった。

9月「フジサンケイクラシック」で最終日に首位から逆転負けを喫したが、「1W以外はずっと悪くなかった。3Wまでは良くなっている」と、ショットの好感触はおおかたキープしたまま。グリーン上のプレーが冴えに冴え、猛チャージを展開した。「パットがすごく良くなった。きのう少しつかむものがあって、きょうの後半に出せたと思う。左右の手の意識、“価値観の違い(それぞれの手の役割)”だね」。

最終日に初の60台をマークして今季4度目のトップ10入り。「タイミングが合って、ポンポンポンっと。昔のオレはこういう感じがあった。そんなストロークが増えてきたと思う。来週からもこういう感じでゴルフができればいい。3日間、我慢をして、きょうの爆発、これが噛み合ってくれば」。秋のビッグトーナメント連戦を前に、遅ればせながら選手会長の臨戦態勢が整いつつある。(愛知県みよし市/桂川洋一)

2014年 トップ杯東海クラシック