2014年 ダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメント

20代の争いに敗れた永野竜太郎、木下稜介は2位フィニッシュ

2014/08/03 17:26
終盤まで首位を守れず、永野の初勝利はお預けに

福島県のグランディ那須白河GCで開催された国内男子ツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープン」。ツアー初勝利を狙った永野竜太郎木下稜介は終盤に小平智を捕らえきれず、ともに通算14アンダーの2位タイに終わった。

3日目を終えて後続に3打差をつけ首位タイに立っていた永野は、スタート直後からパーが並び、ようやく決めた最初のバーディは7番。10番から2連続ボギーを叩き、小平を追う集団に飲み込まれた。終盤16番では第1打を右に曲げOBゾーンへ。ボギーにとどめたが「疲れもあったと思いますけど、集中力が無くなっていた」と、結果的にはこのティショットが痛恨だった。

シード2年目での初白星はならず。「初めて最終日をトップでスタートして、割とリラックスできていた。もっとナーバスになるかと思っていたけれど。でも後半にちょっと意識したのかな…。逃げ切るのはもっと難しい。優勝するためにはもっと努力しないといけない」と悔しさを充満させた。

ルーキーイヤーで優勝のチャンスを掴んだ木下だったが…

小平と同じく通算12アンダーの3位から出た木下も「今日は思ったほど緊張しませんでした」と言う。しかし「ショートパットをいくつか外してしまったのが敗因」。15番で3メートル弱のバーディチャンスを逃すと、16番では痛恨の3パットボギー。残り2ホールで3打差に拡がり、天を仰いだ。

ルーキーイヤーでの勝利を逃した23歳はそれでも、今季初のトップ5入りを決めたことで、今月末の次戦「アールズエバーラスティングKBCオーガスタ」の出場権を獲得。永野同様、リベンジの機会はまだ存分に残されている。(福島県西郷村/桂川洋一)

2014年 ダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメント