2013年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント

地元での偉業達成へ 松山「まずは優勝をめざしたい」

2013/11/27 17:30
プロアマ戦の途中、テレビ塔に上って打順を待つ松山。もうてっぺんは獲った気分?

国内男子ツアーは今週の「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」を含めて残り2試合。賞金王争いで2位を約4,300万円引き離す松山英樹が、史上初のルーキー賞金王に輝くのも、もはや秒読み段階となっている。

賞金王獲得の可能性が残されているのは、松山を含めて賞金ランキング上位5人の選手まで。それぞれ、賞金王獲得に向けた今週の最低条件は、2位:キム・ヒョンソンは単独17位以内(最終戦で優勝)、3位:片山晋呉は単独3位以内(最終戦で優勝)、4位:小田孔明と5位:S.J.朴はそれぞれ2連勝と低くないハードルだ。

火曜日はラウンドせずに軽めの調整に当てた松山は、大会前日の水曜日にプロアマで18ホールを消化した。アマチュア時代から4年連続4度目の出場となる同大会だが、ベストフィニッシュは昨年の28位タイ。「慣れているコースだけど、あまり好きなコースじゃない」と、松山も楽観視はしていない。

「調子はだいぶ良くなってきているけど、試合になってみないと分からないのが現状。しっかり打てれば問題ないので、打てるように頑張りたい」という松山は、この日は3Wやパターなどいくつかの新クラブを試しながら、最終調整に努めていた。

愛媛県松山市出身の松山は、明徳義塾高校時代は高知で過ごしたとあって、今大会は地元での一戦。「優勝すれば(賞金王は)確定すると思うので、まずは優勝を目指したい。あまり賞金王のことを考えても良くないと思うので、この試合は地元だし、その中で良いプレーをしたい」と、肩の力を抜いて偉業達成へと突き進む。(高知県芸西村/今岡涼太)

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