首位浮上の塚田好宣「もう終わって欲しいかな」
2013/11/22 16:53
国内男子ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」の初日に3アンダーをマークして2位につけた塚田好宣が、2日目は1バーディ1ボギーで通算3アンダーをキープし首位タイに浮上した。
10番スタートとなった塚田は、11番パー3で1オンできず、寄らず入らずのボギーをたたいたが、この日のボギーはこれ1つだけ。「風の向きや強さが変わるので、ショットに気を遣いました。ま、ショット自体良くはないのでアプローチとパターでしのいでいますが」と、初日に取り入れたベタ足打法でのショットを貫き、パープレーを続けた。
そして後半の7番パー5、ティショットは林に入り2打目はレイアップ。残り170ヤードの3打目をピン5メートルにつけてバーディを奪った。「今日のチャンスはあの1回だけかな(笑)。ショットに不安があるからピンを攻めることもできないし、なんとかパーを拾うのに必死でしたよ」。
耐えるゴルフで首位に浮上してクラブハウスに戻った塚田は「難しいです。日本オープン並み、もしくはそれ以上かもしれないですね。自分はバーディをたくさん獲れるタイプではないので、こういう展開のほうがいいですね。でも、難しすぎるから、もう終わってもらってもいいんだけど(笑)」と苦笑い。苦しいゴルフが続いてこその本領発揮にまんざらでもない。
残り2日間も同じような気象予報になっているため、選手の心を惑わす上空の気まぐれな風は収まる気配がない。
「まだ残り2日間もあるので、どうなるか分かりませんね。最終日の後半にチャンスがありそうなら、少し欲を出すかもしれませんが、それまでは大人しくプレーに集中します」。7ヶ月前の国内開幕戦を制したときと同じように、静かなゴルフで時を待つ。(宮崎県宮崎市/本橋英治)